今泉今右衛門
今泉今右衛門「色絵吹墨草花文香炉」
17世紀の江戸期から鍋島藩の御用赤絵師としての技術と伝統を誇る。「色鍋島 色絵付」の技法を代々継承し受け継ぐ今右衛門家。
今泉今右衛門作品に特有の品格ある洗練された意匠、そして生き生きとした色彩、緻密な細工により醸し出される心地よい緊張感など、作品の完成度の高さで広く知られています。
当代は、2002年(平成14年)にご襲名なさった十四代の今泉今右衛門先生です。2014年(平成26年)には、重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定されます。当時は51歳。これは、陶芸家としては史上最年少の認定でした。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)の在学中に夢中になられていたのは、意外にも現代彫刻でした。
その思考の柔軟さと吸収力が、伝統的技法と結び付くことによって、時代に求められる新しいものを創りだす原動力となり、今もなお進化を続けているのではないでしょうか。
花田美術の在庫作品や近年取り扱った今泉今右衛門作品
2020年04月01日 継ぐ -菊池コレクションー 今泉今右衛門 酒井田柿右衛門 三輪休雪 楽吉左衛門(樂吉左衛門)
2020年02月27日 井上萬二作品 今泉今右衛門作品など 佐賀県陶芸協会展
2020年01月29日 近代の酒井田柿右衛門 今泉今右衛門の名品が多数出展