棟方 ねぶた

私は横浜に生まれてからずっと住んでいます。決して「神奈川出身です」とは言いません。それは横浜という地が大好きだからです。他にも逗子や鎌倉などお気に入りの場所もありますがやっぱり横浜です。

皆さんが横浜と聞くと海や観覧車や高いビルのイメージがあると思います。その地区はみなとみらいと呼ばれるところで私も小さい頃からよく行っています。その地域に2、3店舗ほどでしょうか、店を構えている「勝烈庵」というトンカツ屋さんがあります。少し高いですがとても美味しいお店です。店内は昔ながらといった雰囲気で落ち着いています。それを際立たせている絵があります。それは棟方志功の絵画たちです。

今回は棟方志功について紹介したいと思います。

棟方は1903年に青森で生まれ、若いときに版画に関心を持ち始め専念するようになりました。この頃は油絵が流行している時で「日本から生まれた仕事がしたい」と考えていたそうです。私の勝手な想像ですが当時の日本の西洋化への流行りに対しての棟方なりの「反抗」であったのではないかと推測します。版画と共にもう一つの棟方を語る上での大きなキーワードは「ねぶた祭り」です。棟方は青森県の出身ですし小さい頃からねぶた祭りへの愛着があったそうです。棟方の夢の一つとしてねぶた祭の絵を描く事があったそうです。非常に迫力のある絵であると思います。

ついでと言っては失礼ですが例のトンカツ屋さんと棟方志功についての関係性も調べたので記して行きたいと思います。トンカツ屋創業者の「食」の文化とともにそれを味わう空間にも優れた芸術文化の息吹を盛り込み、後世に伝えたいという思いから、交流のある棟方に依頼したのがきっかけであると思います。実際に後世の人間である私はこの絵を見てお店の「雰囲気」というものを味わっていますし棟方の力がよく分かります。

こんなことを書いていたらトンカツが食べたくなりました。近いうちにお金を貯めて行ってみたいと思います。

 

2 Thoughts on “棟方志功

  1. 凄いいい文章だね

  2. ロン on 2016年4月7日 at 12:51 AM said:

    あまり作品等の言及は出来ませんが、これからも書けるように努力します。

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