平櫛田中 ひらくしでんちゅう(彫刻家 物故作家)
1872年(明治5年)〜1979年(昭和54年)
 平櫛田中 「良寛上人像」
人体構造や質量を正確に表現する描写力、そして表面だけのリアリズムの追求ではなく、モチーフの内面までも表現した。心が宿る彫刻を創り続けた彫刻美術の巨匠。
私の大好きな美術館である平櫛田中彫刻美術館(東京都小平市)。
まず、美術館に入館する際にふと庭に目を向けると、そこに置かれた非常に巨大な「楠」の原木に圧倒されます。これは、100歳のときに20年先の制作までも想定して取り寄せた原木だという事です。そして館内では魂がこめられた作品群がお出迎えしてくれます。
精度の高い作品群を拝見し 心が高揚したまま、帰路で再び巨大な「楠」の原木を眺めると、本当にこの場所に偉大な巨匠が存在していたこと。そしてこの場所で実際に制作をなさっていたという感動を肌で感じることができます。何度訪れても、毎回心が高揚する美術館です。
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福聚大黒天尊像
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