富本憲吉
昨日は富本さんの弟子である、藤本能道さんの紹介をしました。
今日は、富本憲吉さんを紹介していきたいと思います。
富本さんは奈良県出身です。
東京芸大卒業の方です。
東京芸大では、建築・室内建築を学んでいたそうです。なぜ建築から陶磁器の陶磁の世界に入ったのかが不思議ですが、よく私の陶磁の友達の作品を見ていたりすると設計図というかプランを立てることで細かいところを決めていくようで、どの学科でも製図というものがあるそうです。
建築のそういった基本的なことが陶磁の道に進んでも使えることがあると思うとすごいです。
富本さんは陶磁器というキャンバスの中で鮮やかな色を操ることが得意とされています。
色彩・バランス・新たな模様・様々な図案を駆使して利用されています。
富本さんのデザイン観の重要な原点が大学での学びだったそうです。
陶磁器の中に描かれているものは、誰しもが圧倒される「色絵金銀彩」から、洗練された「日常のうつわ」があります。模様も特徴的にも感じますが、中に描かれるモチーフも濃淡がしっかりと描きこまれていていいなともいます。